2011年12月31日土曜日

小さな野望















うかうかしていたら大晦日になっちまいました。
この写真だって、たしか8月に外でクラ吹いてるときに撮って、ブログに使おうかなーとか思ってたような気がするんですが、デスクトップにずっと置きっぱなしでした。一日一日はそれなりに長かったりもするのに、365日が過ぎてしまえばあっという間に感じられる、この不思議。そしてまた年を一つ重ねてゆくのですね。
とりあえず、まだ、生きてます。
毎日笑ったり泣いたり、食べて飲んで喋って読んで眠って、演奏もして、人に言えることや言えないこと、いいこともわるいことも、いろんなことがあって、今ここにこうしていられることはやはり感謝すべきことなんだなと、思います。

今月はキスミワコちゃんのバッハーンでいわきにライブに行って、いろんな出会いがありました。
そしてキルケのワンマンライブでサポートで演奏させてもらいました。

2011年12月2日金曜日

FRYING DUTCHMAN humanERROR

ツイッター経由で知ったこちらのブログの、「青い空」さんの長ーいコメントが気になって、聴いてみました。



「お金はあっても家は買えるけどホームは買えない
時計を買えても時間は買えないし
本は買えても知識は買えない
ベッドを買えても眠りは買えない

医者に診てもらうことはできても病は治らない

電気を買ったら自然が壊れちまったよ」


2011年11月24日木曜日

水やり

朝4時台の地震で目が覚めてからそのまま起きてます。変に長くて妙な胸騒ぎがするような、不穏な感じの揺れだったなあ。もうすぐ午前9時。おはようございます。

昨日は仕事のあと地元で友だちとご飯を食べました。高校の同級生で一人だけ今も付き合いが続いている貴重な友人。ここ半年ほど、会う約束をしては交互に体調を崩したりしてなかなか会えなかったのだけど、ようやく元気な顔が見れてよかった。鍋半額の呼び込みにつられて居酒屋でチゲ鍋を食べました。

母が泊まりで留守にしているので、さっきゴミ出しをしたのですが、寒いしせっかくの休みなのに面倒くさいな~と寝間着兼部屋着にコートをはおって渋々外に出たらば、晴れ渡った秋の空の下、澄んだ空気が冷たいけどめちゃくちゃ清々しくて。部屋に戻ってすぐ窓を開け放って、洗濯機を回しつつ久々に豆を挽いてコーヒーを淹れて、友だちが旅行土産に買ってきてくれた小布施の栗鹿ノ子を頂きました。最近ちょっと出歩くことが多くてたまっていた疲れがゆっくり抜けていくよう。しおれた心にのんびり水やりしてるような朝です。

 白い花が好きだ。

2011年11月14日月曜日

連休の効用

気づけば11月も半ばに差し掛かっているのですね。びっくりしちゃいます、早くて。

今月の頭に、今の仕事を始めてから年末年始のお休み以外で初めて、遠出する用事じゃないのに四連休をいただきました。昼間スタートの長丁場のライブで気になるのがいくつもあって、どれか行こうと思って土日に休みの希望を出したのですが、相変わらず気もちが超・内向きモードで、結局おうちに引きこもっていたという。風邪も治りかけだったし。三日目の夜だけライブを見に出かけて、あと髪は切りに行ったけど、それ以外は基本ほとんど一人で過ごして(家族も泊まりで留守にしてた)ハウスワークと曲作りに励んでました。四日目の夕方、ゆっくり風呂に入って、風呂上りに発泡酒など飲みつつじっくり小説を読んでいるとき、こんな解放感を味わうのはいつ以来だろうってくらい、満ち足りた気分に。それはもう、温泉なんて目じゃないよっていうくらい。やっぱり休みは必要です。でも、引きこもったおかげで曲作りにじっくり時間を割いて、形にすることができたからこそ、味わえた感覚だったようにも思います。そしてさらに一昨日の夜仕事のあと見に行ったライブに発奮されてサポートのやる気もうなぎのぼり。今日は久々に野外で気合い入れてクラ吹いてきました。改善の余地はいっぱいある。まだまだこれからだ。音楽がんばる。でもここ数日新聞読むのはサボり気味でいかん。いろんなこと、バランスよくがんばれたらいいのにな。















本日、公園の駐車場にたたずんでいた太めの猫さん。声をかけたらいそいそと寄ってきたので、よしよしと手を出したら、匂いをかがれた直後に激しく猫キック攻撃されて悲しかった。

2011年10月27日木曜日

すてき仲間

先週末は日帰りで静岡に行ってまいりました。ゾンフォーマツリ。
なんかまだ気もちが内向きモードで、みんなとわいわい、って感じになりきれなかったのですが(いや、いつもそうか…)ライブは自分の出番も他の皆さんの演奏を聴くのも、たのしかったです。馴染みのゾンフォーの面子も、静岡勢も。個人的にはtatamiのライブ見れたのがうれしかった。やっぱりバンドはライブ見てなんぼでしょう、と常々思っているので。メンバーのたたずまいにやけにシンパシーを感じたなあ。tatamiのコウさんと矢野ミチルさんのライブペインティング対決、見ごたえありました。玉こんは食べたけど芋煮を食べ損ねたことだけが唯一の心残りです。
この企画自体、そしてゾンフォーみんなの集結ぶりといい、これが情熱でなくてなんであろうかと。

雨ふりのせいか、海辺の街だからか、空気が終日やけにしっとりしていて。バッハーンガールズ3人で港の市場の食堂に行って遅いお昼を食べた。わたしはネギトロ丼。海の見える窓際の席で、食べてる最中に何気なく横目で空を見たら、うっすら虹がかかってた。















みんながあんまりにもチャーミングに写っているのでアップ。
写真が苦手なわたしだけぎこちなくほほえんでおりますが。
いつもありがとうバッハーン☆



そして、その二日後はソロでライブでした。
やっぱり緊張でつっかえたり歌詞をど忘れしたりして、まだまだまだ、ですが、
やればやるほど見えてくるものがあるので、志だけは高め設定でがんばるぞと改めて思ったです。
他の方の演奏もよかった。いい勉強になりました。

2011年10月16日日曜日

おしらせ

たまにはちゃんとライブの告知とかしなきゃなーということで、えーと、一週間後に静岡に行きます!
以下、tatamiさんのブログからコピペさせて頂きます。

2011/10/22(土)@SOUND SHOWER ark 
tatami presents 『ゾンフォーマツリ!!!』

[LIVE]
Qurage(山形/神奈川)
ばちとえふで(東京/circe+矢野ミチル)
グーミ(千葉)
キスミワコ バッハーンandミー(東京)
steteko
marikuyura
tatami

[ART]
矢野ミチル(東京)
井上コウ(from tatami)

[FOOD]
山形玉こんにゃく(鈴木の玉こん)

オープン 15:00/スタート 15:30
前売 1,500円/当日 2,000円(+1D)

※そのまとぺは都合により出演できなくなりました。ご了承ください。

この日の売上げの一部を東日本大震災の義援金に寄付させていただきます。
インフォメーション: http://ark-soundshower.jp/




なんだか素晴らしいイベントですね。よろしくお願いします!
バッハーンは今回もスペシャルなメンバーです。がんばります。


あとですね、このブログの右側のライブ予定欄にあるように、静岡ライブの翌々日の24日月曜日、
久しぶりにソロで演奏します。
不安なのと楽しみなのとで頭の中が既にこんがらがってきてますが。何卒よろしくお願いします。


そして、ツイッターでは言いましたが、先月PADOKさんのレコーディングで一曲クラリネットを吹いたら、早速マイスペにアップして下さいました。一曲目の「イルメイト」です。是非聴いてみて下さい!

PADOKは渡部さんのソロユニットです。思い返せばあれは2008年の夏、RyoHamamotoさんのバンド(the Wetland)とアニュウリズムさんのサポートで対バンしたことがあって(Qurage企画だった)、the Wetlandでベースを弾いていた渡部さんとお知り合いになりました。自分もクラリネットの音が好きで持っているけど難しくて、と気さくに話しかけてくれた渡部さんが、本番でベース弾きながらコーラスしてる声を聴いて、この人絶対にご自分でも音楽やってるはず!と確信して、ライブ後さらにお話しして、飲み友達になったのです。といっても今回お会いしたのは二年ぶりくらいでしたが、久しぶりに顔を合わせて、ようやく一緒に音楽やることができて、非常に嬉しかったです。レコーディングたのしかったなー。

ちなみに今年の夏はホライズン山下宅配便あだち麗三郎さんのレコーディングもちょっとだけお手伝いさせてもらいました。どちらもアルバムの完成が待ち遠しい限りです!


ゆきどまり















今日も今日とておうちに引きこもってぼやーーーっとしてました。
そろそろ気合い入れて楽器の練習に取りかからねばと思うのですが。
気持ちが完全に内向きで、気になるライブもあったんだけど、ライブハウスまで出かけて行って人と顔合わせること考えただけで億劫で。
昼寝してから読んだ絲山さん石田千さんの小説、すごかったな。なんてハードコアな女性文士たちなんだ。


ここしばらく、自分が手を伸ばせる範囲には、先に続くものがあまりないような気がしてて、それでもかろうじてつながってる細い糸にしがみつくことでいっぱいいっぱいになってたけど、今はいったん手を離して力を抜いて、自分の中に深く潜って、次に顔を上げたときに見える新しい何かに賭けたいような気分です。何のあても保証もないけど、多分何とかなるはず。そうやって今思えてること、気づかせてもらえたことが、うれしいです。

2011年10月11日火曜日

のんびり



















前回ブログ更新してから一ヶ月近く経ってしまいました。
一ヶ月以上ライブに出ないのはちょっと久しぶりのような気がします。

で、何をしてたかというと、最初の半月くらいは、割とよく人と会ってました。やっと暇になるはずだったのにおかしいな、でも友だちと会うのも時間ないとできないことだし、と思って出歩く日々でした。
それも一段落して、今月になってからは休日おうち引きこもり生活にどっぷり浸っています。荒れ放題だった部屋がようやく一昨日一通り片づいて、読書する気持ちの余裕も出てきました。当時は自覚なかったけど、夏頃は相当必死で頑張ってたんだな、そりゃ自転車でうっかり転んで怪我もするはずだ、としみじみ思う今日この頃です。

今さっき読み終えたのは、古川日出男の「馬たちよ、それでも光は無垢で」。古川さんの熱心な読者とはとても言えないわたしですが、新聞の書評をちらと読んで気になって。震災後のアウトプットとして信頼に足る作品だなと素直に思えました。今こういうの読みたかった。自分がこれまでに紡いできた物語と、震災後の現実とに、真っ向から対峙しているところがとてもよかった。
そもそも真摯な物語っていうのは、語る人語られる人どちらに対しても、開かれた回路であると思うんですよね。少なくとも自分に関してはそうだし、それは自分が特別な存在だってことでは決してなくて、誰しもそうなんだと思う。うまく説明できないけど(そしてもちろん自分オリジナルの思想なんかではなくて、いろんな方が書物などで仰ってることの受け売りのつぎはぎです)。

という感じでにわかに読書モード。読書の秋です。古川さん絲山さんの最近の作品で読めてなかったのを職場で何冊もまとめ借りしてきた。どれくらい読めるかな。こういう気分、久しぶり。

晴れた休みの日の午前中に、好きな音楽をかけて、時間にせかされずのんびり丁寧に洗濯物を干すのが昔から好きで、そういうとき最近はいつも「スワン」を繰り返し聴いてます。ほんとに日々いろんなものに支えられて生きてる。それは例えば、仕事や家族(猫含む)や友人や音楽仲間だったり、ごはんやおやつやお酒やコーヒー、住まいや着るもの、はたまたツイッターでの誰かの一言や大好きな一曲だったり、有象無象ありとあらゆる。とっても贅沢なことだと思います。そんな贅沢に溺れるだけじゃなくて、いろいろ見たり考えたりして、自分のすべきことやできることを精一杯やっていけたらよいです。

2011年9月14日水曜日

夜長にぼやく















先週は、たのしいことも大変なことも盛り沢山でした。
今週からしばらくスローダウンする予定。
今日は早番のあと久々に散歩して帰った。淋しい夕空と薄暮の景色にすっかりたそがれてぼやっと歩いてたら、満月がドヤ顔で林からのぼってきて、しばしぽかーんとしてしまった。

文にしたいこといろいろあったのに頭の中がごちゃごちゃで言葉がうまくまとまってくれない。
秋の夜長の考えごとはきりがない。酔ってないし。

自分なりのリアリティーに忠実に生きようとしてたらどんどん不思議な人生になってきたのは何でなんだろ。
自分にとって大切な人、自分のこと大切に思ってくれる人、身近な人であってもそうでなくても、いるからには、なるべくまっすぐいれたらいい、これからも。

おやすみなさい。

2011年9月4日日曜日

秋が来た

九月ですね。
台風も来てるし夏の終わり感が漂いまくってます。

先月はけっこうさんざんな目に遭いつつも(しかも自業自得)、必死に過ごしてたらいつのまにか終わってました。
季節の変わり目が苦手で、秋は特にダメなんだけど、今年に限っては秋が来てほっとしてます。今月はサポートのライブも一つしか決まってないし、一人の時間を大切に、心を落ち着けて過ごしたいです。
わが身を振り返ると、何年かに一度、たまにこういう秋が来るんですよね。やたらブログ更新したりなんかして。今年は半ば意図的にそういう秋にしていこうと思ってます。がんばろ。

2011年8月10日水曜日

rest in peace



















久しぶりにブログかきます。7月は一度も更新しなかったな。
ここんとこ写真撮ったりも全くしてないや。
なので去年の秋のミケさん。このほわほわ毛、夏はいつも大変そうです。
手帳見ると、ライブ見に行ったり出たり人と会ったり、けっこう活動的に過ごしてたようです。
がんばって生きてます、それなりに。

レイハラカミさんが亡くなられてしまった。
考えるたびに、未だに信じられない気もちと、やりきれなさが入り混じったような思いがします。

初めてハラカミさんの音を聴いたのは、UAの閃光か、くるりのばらの花remixのどちらかで、衝撃でした。どっちもアホみたいに繰り返し聴きました。なんだこの不思議で素敵な音?って。全く飽きなかった。まだ今のようにライブに頻繁に足を運ぶようになるまえで、もちろん演奏もしてなくて、JAPANに載るようなメジャーな音楽で気に入るのを探してはひっそり地道に聴き込んでいた頃です。洋楽にも詳しくなく、しかも当時はインストが一切聴けなかった。エレクトーンと吹奏楽やってた頃の後遺症?で歌詞のない音楽を聴くと旋律が頭の中でドレミファソラシドの言葉に変換されてしまう(しかも絶対音感ないから不正確に…)のがひたすら苦痛で。
閃光は、レンタル落ちでシングルを買ったのですが、歌あり歌なしバージョンのどちらも大好きで、多分それがわたしのインスト嫌いを克服するきっかけになった気がします。
 
その翌年くらいにキセルに出会ってどっぷりはまってあれこれライブに足を運ぶようになり、ハラカミさんのライブを初めて見たのもキセルとの2マンでした。海の家でのライブ。それがまたすごいよくて。お人柄も含めてますますファンになったものです。十代の頃にCDのボックスセットを買うくらい入れ込んでいた矢野さんとのユニット結成はすごく嬉しくて、yanokamiレコ発ワンマンは頑張ってチケット取って行きましたよ…。

わたしは愛国心とかほとんどない人間ですけど、テニスコーツが海外でも活躍してたりハラカミさんのマイスペのフレンド数がとんでもないのを見ると、同じ日本人であることがどこか誇らしく思えたものです。そして川越ランデヴーのおかげで川越市民でよかったと初めて心から思いました。



大好きです。ありがとう。


2011年6月27日月曜日

GoNext

やのさんのピアノ弾き語りカバーの「世界はゴー・ネクスト」という曲、こういうアッパーな感じってちょっと苦手なんだよなーとずっと思ってたんだけど、数日前にiPodでふと聴いて以来、今これ!的なはまり方をしています。
先へ行くよ!
気合い入れてブログ書く余裕がないので写真などアップしてみます。
猫と楽器にかまけていると休日は瞬く間に過ぎて行く。



2011年6月18日土曜日

旅はいつも

5月は自分のソロライブが1回、キスミワコちゃんのバンドでのライブが2回ありました。
クラリネットをまた屋外で練習するようになった。
人前で演奏するというのに、放射能がなんとなく不安で外で練習できませんでした、そんな自分イヤだし恥ずかしいなと思って。やるからにはちゃんとやりたい。

ライブで神戸に行ったときのことを少し書きます。
旧グッゲンハイム邸という海のそばの洋館で、キスミワコちゃんのバッハーンで演奏しました。ろびさん企画のキルケのレコ発イベントで、矢野さんとダイキさんの展示もあり、なじみの顔ぶれに安心でき、なおかつ素晴らしい会場で素晴らしいライブが目白押しという、夢のように素敵なイベントでした。


出番終わって庭でビール飲みながら見た三田村管楽団、最高でした!
そしてさらにICHIさん~Rachael Daddさんという流れが、最強でした!

この日のバッハーンは二番手、二階での演奏でした。メンバーがスタンバイした状態で、ミワコちゃんがhappybirdのテーマを歌いながら階段を上がってきてスタート。ジャンプして手を叩いたとき音の響き方とか、強く印象に残ってます。「今日の宮本さんは自信に満ちあふれていた」と後からダイキさんに言ってもらえてうれしかった。がんばって演奏してたらすぐに終わっちゃったような感じでした。
しかし関係者パスを首から下げているというのに、申告しないとドリンクを出演者割引きしてもらえないわたし、出演者オーラまるで無しなのは相変わらずです。日本酒ですっかり酔って、しまいには半ば強引にチアキータとガールズトーク。いろいろたのしすぎた。













トリのcirceの雄姿を見届けた、終演後のバッハーンギャルズ。
右はじの人だけまだ飲み続けてます…。
でも、違うタイプの人間が一緒に(イッソに!)音を奏でられるから、バンドって素敵なのかも。

ちなみに、もっとまともなレポを読みたいという方、キスミーのジャーナルをチェキラですよ!
ミワコちゃんの才女ぶりには毎度びっくりです。

翌朝はなんとなく須磨の海岸を一人でぶらぶら散歩してみたり。
雨降りの中、キルケの3人とろびさんとお昼にカレーを食べに行きました。美味しかった。











長い長いツアー途中のキルケと、企画主催者のろびさんと、記念に一枚。
キルケのアルバムについて、まだ書いてないですけど、必ず書きますね。

そして、京都の絵描きの友だちのうちに一晩お世話になりました。
描きかけの大きな絵を目の前に、心ゆくまでゆったり過ごさせてもらいました。贅沢した。
彼女の存在にはわたしは無条件に甘えているところがあるなあと思います。
わたしの方が年はずっと上なんだけど、もの作りに関しては頼れる先輩なのです。 いつもありがとう。












ゆで玉子とトマトの切り方がきれいに揃ってるところが、とっても彼女らしかった。

金曜の夜から月曜の夜まで、まさに「天辺から爪先まで」、味わい尽くした小旅行でした。


2011年6月10日金曜日

財産


震災からほんの数日後、仕事が休みで家にいた日中に、一応いつでも避難できるように荷物をまとめておきなさいと母に言われて、全く気が乗らなかったけど形だけ荷作りを試みたことがあった。そのとき、かさばるけどやっぱり外せないなと思ったのが、クラリネットとウクレレ(のパイナップルさん)。あと、自分の曲の歌詞を書きとめたノートも。何気ない選択だったけど、後々考えるにつけ、自分の中で音楽を演奏することの比重がずいぶん大きくなっていたことを象徴するような出来事だった気がして、それから、ニュースなどで震災の被害に遭われた方のことを目にするとき、自分が楽器を失うことを考えただけでもかなりの痛手なのに…というのがおぼろげな目安となってた。

でもずっと、クラリネットを以前のように屋外で練習する気にはとてもなれなかった。以前だったら当たり前の日常が失われたことに対して非常にやるせなさを感じた。 気もちの整理が全くつかなかった。

4月の後半に、一週間にサポートのライブが3つ重なったときがあった。アニュウリズムさんのお手伝いで鈴木伸明さんと3人編成でのライブ、素敵メンバーでのあだくろ@七針、そして豪華バッハーンによるキスミワコちゃんの中くらいのレコ発。正直、どのライブも練習不足で迎えた本番だったけど、たのしんで演奏できた。現実の重みに押し潰されそうでふらふらだった自分の意思とは無関係に、生命力が勝手にはねて回ってたような感じというか…あのとき(それなりに)ちゃんと演奏できたことで、自分をもうちょっと信頼してもいいのかなと思えた。誘ってくれたアニュウさん、あだちさん、キスミー、どうもありがとう。もちろん、一緒に演奏してくれた方々、お会いした方々にも感謝です。

あだくろの七針ライブで、対バンだったEttさんと一緒に演奏されていた西尾賢さんという方の演奏がとにかく素晴らしかった。勘どころを押さえたセンスある演奏にすっかり魅了されてしまって、ライブ終了後、酔いの勢いも手伝って思わず話しかけに行ったら、西尾さんは逆にわたしがクラリネット吹いてたことについて聞いてくれて、学生の頃吹奏楽やってたけど長いこと演奏してなくて数年前からライブの手伝いを始めました、みたいなことを言ったら、「それは財産だね」、と。 

とても大切な言葉をもらった気がしてます。

2011年6月7日火曜日

伸びっぱなし

随分とご無沙汰しておりました。
ライブの告知など一切していなくて、すみません。
 
この一年くらい美容院に行ってなくて、伸び放題の髪をいい加減どうにかしなきゃとずうううっと思っているのですが、いざ休みの日になると髪を切りに出かけるのがどうしても億劫で、昨日もつい前髪を裁縫ばさみでジョキジョキやってしまいました。美容院が苦手なせいもあり。
わたしの生活態度は全般的にそんな感じですが。
最近ずっと片づけられない人の部屋みたく荒れていた自室をようやく一通り掃除しました。
先週は曲も2曲できました。
ここいらで体勢を立て直したいところです。

震災以来、「有事」というほかない事態がメディアを通じて次々と飛び込んでくる一方で、一見したところ以前と何ら変わらぬ日々の暮らしもあり、どこに焦点を当てて生活すればいいのかひたすら混乱していたような気がします。目の前の仕事や音楽のことは場当たり的にがむしゃらにこなしつつも、いろいろ見聞きして心の奥底はいつも以上にカオスでした。
でも、人はいずれにせよ死ぬ瞬間まで生きるし、生活を続けていくことができる限りは続けていくしか結局はできないんだな、と思い至りました。足りない頭が飽和状態に達した、と言い換えることもできます。
なかったことにはできないし、見ないふりも絶対にしたくない、けどやっぱりやりたいことをやっていこう、とようやく心が決まった感じです。 
音楽や言葉が好きなんです、やっぱり。















打ち上げられたクラゲ。五月の須磨の海岸にて。

2011年4月16日土曜日

根無し草

日々いろんなことを考えます。考えすぎてわけわかんなくなったりしてます。
この勢いだと一週間後には全く違うこと言ってるかもしれない。
でも今は考えすぎなくらいでもいいような気がしてます。
そんな人間が今いてもいいかなって。

2011年3月31日木曜日

春来る

職場のあたりは近隣では桜の名所として知られていて、桜並木が見事で、公園のど真ん中に何故か二本だけ、早咲きの桜が植わっている。さっき仕事帰りに、その早咲き桜が咲き始めているのを目にして、久しぶりに寄り道モードに火がついた。空に浮かぶ雲はなんか夢みたいにふんわり広がっていて、沈む夕日が雲を金色に縁取る様子は、絶景だった。風が強くてしまいには凍えたけど、そこかしこに、着実に、春は来ていた。






2011年3月15日火曜日

take care of ourselves



















↑めずらしく二匹並んでいたときに撮りました。

ふだんと仕事内容は変わりなく、地震の被害を直接は何一つ被っていない自分でも、少なからず内面の緊張が高まっているのを感じます。

恥ずかしながらわたくしメンタル障害持ちで、今の仕事を始めてからは完全に落ち着いた状態なのですが、予防のためということで今でも念のため薬は服用しています。一日三回で一ヶ月分処方してもらった薬を、一日一回で服用しているのですが、今ちょっと、頻度を増やした方がいいかも、という気がしてきてます。

何でこんなことわざわざ書いてるかというと、自分の弱点だからこそ、自分の状態が人より冷静に把握できてる、という面がある気がしたので。

本当に、ニュースなどのメディアの影響力は大きいから、できることならニュースやネットは見続けずに、気もちを休める時間を持つべきだと思います。無理してでも。

このブログ、落ち着いて自分の状態を見つめる参考になるかも。

物事の感じ方や受け止め方って、本当に、人それぞれだと思うし、心の状態は案外自分では盲点で気づけなかったりするから、自分だけは大丈夫と思わず、反対に、自分だけが特別弱いと思って自分を責めたりもせず、こんなときだからこそ、身の回りの人と支え合っていきたいものです。

自分の頭で物事を考えて判断する冷静さは失わないようにしたい。
なんて、自分で自分に言い聞かせてるわけですが(笑)

今朝はツナと塩昆布の炊き込みごはんを作りました。ごぼうのささがきとにんじんの千切りもたっぷり入れて。おにぎりにしてお昼に持っていきます。 ちゃんと食べて、ちゃんと眠ろう。

仕事行ってきます!


追記:この記事この記事も同じく役に立ちそうです。よかったら。

2011年2月18日金曜日

キスミワコ大陸のキ
















水餃子を食べて寝落ちして夜中に起き出してコーヒーのみつつブログ更新です。
久しぶりの雨音が耳にやさしい。ほんの少しだけ空気に春の気配を感じます。

さて。とうとう!発売になってしまったのです。
キスミワコちゃん、通称キスミーの1stフルアルバム 「キスミワコ大陸のキ」

今もCDRを聴きながら、何を書こうかぼーっと考えているのですが、いろんな思いが頭の中でぐるぐる渦を巻いていて、何から言葉にしていいやら・・・。あまりうまくまとめようとせずに、思ったことを素直に書いてみようと思います。

ミワコちゃんのリハは大抵いつもキスミー宅のキッチンでのんびり行われます。電車とバスを乗りついでたどり着くと、必ずいつも満面の笑顔でドアを開けて「モッティー!」(←わたしのことね)と出迎えてくれるミワコちゃんと、ひとしきりおしゃべりしてから、じゃあそろそろ始めよっか、とお互い楽器を準備して一緒に演奏して、そのままそこでお茶したりごはん食べたりお酒のんだり。いつも人が自由に行き来していて、整然としていて風通しがよくて居心地よくて、生活と音楽がとても自然な形で融合しています。それってまさにミワコちゃんの音楽の印象そのもので。キスミワコ大陸はそんなナイスな場所から今日もビビビと発信されているのです。ちなみに、アルバムに収録されてるわたしのクラリネットは全て、そこのキッチンでミワコエンジニアリングで録音されたものです。

ミワコちゃんは音楽を「作り出す」人ではなくて、自然に聴こえてくる人だから、そこに作為的なものはないんだけど、その聴こえてきた音楽を形にするための努力は常に惜しまず、今回のアルバムでは録音のみならずミックスやPV作成までも自ら手がけてしまうんだから、そのとび抜けたパワーにはいつも驚かされます。驚異の大陸長キスミー。そして奇天烈。



とんでもなくパワフルでポジティブなんだけど、肩肘張ってなくて優しいんだな。

ちょうど一週間前に鎌倉のCafe Goateeで「小さなレコ発」ライブがありました。外は雪で寒かったけど集ってくれたみんなのおかげで大変あったかくてハッピーな夜でした。久しぶりのバッハーン(=ミワコちゃんのバンド)ライブに緊張しいのわたしはドキドキで、前の日とか仕事中に本を書架に戻したりしながらも頭の中で演奏する曲を再生してはイメージトレーニングに余念がなかったわけですが、例えば「パリの会話」のtakacoちゃんのベースやcirce寺さんのマリンバの印象的なフレーズなんかも一緒にぽんと浮かび上がってきたことに、自分でもびっくりしました。ゴーティーでは全員とは一緒に演奏できなかったけど、「キスミワコ大陸のキ」のバッハーンandキスミワコは既にわたしの中でしっかりと形になりつつあるようです。バッハーンメンバーで一番の未熟者のわたしですが、参加させてもらえて本当によかった。

 2011.02.16 release
キスミワコ / キスミワコ大陸のキ
XQFN-1075
全11曲 2,100yen (tax in)
label by ZOMBIE FOREVER

01.有言実行に命をかける女
02.a little wish (rainbow mix)
03.キリン
04.nerukumo
05.私の木の根っこ
06.ouí
07.パリの会話
08.hagoromo
09.ムーンパレス
10.あーのうた
11.ouí (dub version)

奇天烈で最高にドリーミーなキスミワコワールドを是非とも体験していただきたいです!!!


こないだ電車の中でひさしぶりに「Tokyo Long Letter」を通して聴きました。やっぱり自分にとってとても大切なアルバム。たとえば「Tokyo Long Letter」が書き初めだとしたら、「キスミワコ大陸のキ」は油絵みたいな感じかなと今思いました。どっちも大好きです。ゾンフォーありがとう。

明日(もう今日だけど)は渋谷にキルケのライブ観に行って、「キスミワコ大陸のキ」現物を店頭で入手してくる予定です。入魂のアートワークもたのしみ。
そしてやはり雨ふりなのは、雨バンドキルケ、さすがです。

最後に。ミワコちゃんの手はしっとりしててちょう滑らかで、なんでだか特別な感じなんだよ。一度たまたま触らせてもらってすげーびっくりしました。みんな握手してみるといいと思う。うっとりします。

2011年1月25日火曜日

お天気屋さん







おはようございます。
わりと年中、空のことばかり気にして生きてるのかも。
昨日ちょっと気分がふさいでたのは天気があまりよくなかったからかもしれません。

さてさて、例によって報告が遅れていますが、「変わり鳥のうたげ」、無事に終了しました!
ご来場いただいた皆様と関係者各位に、改めてお礼申し上げます。
平たく言いかえると、「たのしかったね!またやりたいね!またきてね!」 という感じです。

2011年1月11日火曜日

変わり鳥のうたげ


ツイッターで何度もつぶやいてるからすっかり告知した気でいるけど、マイスペでもブログでもまだちゃんと宣伝してない!言いだしっぺがこんなことではいかん!と風呂上りの午前3時、今夜は朝まで熱く語ります(文章書くの遅いんで)。

今度の土曜日、友だちのねきちゃんと共同でライブを企画します。わたしは企画とかに携わるのは人生初で、それというのも可愛くて頼れるねきちゃんがいてくれるおかげです。忙しい合間に素敵なフライヤーも作ってくれました。多謝。ちなみに鳥の絵は全て手描きですよ!わたしが見た目重視で推薦した変わり鳥の中からねきちゃんが選んで描いてくれました。かわいいなあ。ただしカチガラスことカササギだけはねきちゃんのセレクト。広げた羽が美しい。

会場は、三鷹おんがくのじかんというナイスな音楽バーです。去年一度KIASMAさん企画でkyoooさんのライブを見に行って、ずっと気になっていたけど良い雰囲気の店だな~と思っていました。しかもイベント一つ一つの詳細をこんなにも丁寧に宣伝して下さる店ってわたしは他にちょっと知らないです。良心的。

今回、わたしとねきちゃんの共通の知り合いということでポスポス大谷さんをお呼びすることにして、あとお互い一組ずつ声をかけようか、ということになり、キスミワコちゃん(わたし)と笹口騒音ハーモニカさん(ねき)にお願いしました。

ポスポス大谷 blog / myspace
キスミワコ web / blog / myspace
笹口騒音ハーモニカ(太平洋不知火楽団) web / myspace
そしてねきちゃんのバンド、Temple Book myspace

計5組、少し風変わりな顔ぶれで何やら面白げな企画になったと自分らで既に自画自賛してます。

わたくしmiyamoはオープニングアクトということで時間をやや短めに、居酒屋のお通しのような感じでさらっとやるつもりでいますが、 他の4組はじっくりと観てもらえる予定です。テンプルブック以外は今回みなさんソロですね。多彩な顔ぶれの変わり鳥が揃いました。15日の土曜日は是非ぜひ三鷹に足を運んでいただければと思います。
どうぞよろしくお願いします!

2011年1月10日月曜日

絵に描いた餅

2010年 12/21 (火)
高円寺無力無善寺
「耳休め骨休め…他力本願ライブ!」
出演…
岡敬士
アニュウリズム
田邊慶祐
夜の夢
JETヒロシ
miyamo

説法…無善法師、他力本願を説く!!!



という鈴木伸明さん企画のライブに出させていただきました。年末に。
ありがとうございました。

つながるもの 続いていくもの

冬になると毎年いつもこんな写真撮ってる気がする。あったかそうでつい。
ピンボケなんでサイズ小さめにしてみました。

前回書き切れなかった話の続きです。

2011年1月5日水曜日

さよなら2010



2011年あけましておめでとうございます。
わたしは今日が仕事始めで、休憩時間に紅白やカウントダウンについてみんなで他愛ないおしゃべりをしてたとき、年越しの瞬間は大抵いつも寝てるんですよね、あ、でも初日の出は見ます!みたいなことをわたしが言ったら、みやちゃん、それ何て言っていいかわからないよ・・・と困った顔をされてしまった。そんなに可哀そうな感じですか?自分にとってはあたりまえのこと過ぎてこれまで気づけなかった。それとも話にオチがなさすぎたのか?(←いつものこと)
でも今年の元旦の夜明けは空が本当にきれいで、ベランダから写真ばしばし撮りまくりでした。 
今年もどうぞよろしくお願いします。