2011年10月11日火曜日

のんびり



















前回ブログ更新してから一ヶ月近く経ってしまいました。
一ヶ月以上ライブに出ないのはちょっと久しぶりのような気がします。

で、何をしてたかというと、最初の半月くらいは、割とよく人と会ってました。やっと暇になるはずだったのにおかしいな、でも友だちと会うのも時間ないとできないことだし、と思って出歩く日々でした。
それも一段落して、今月になってからは休日おうち引きこもり生活にどっぷり浸っています。荒れ放題だった部屋がようやく一昨日一通り片づいて、読書する気持ちの余裕も出てきました。当時は自覚なかったけど、夏頃は相当必死で頑張ってたんだな、そりゃ自転車でうっかり転んで怪我もするはずだ、としみじみ思う今日この頃です。

今さっき読み終えたのは、古川日出男の「馬たちよ、それでも光は無垢で」。古川さんの熱心な読者とはとても言えないわたしですが、新聞の書評をちらと読んで気になって。震災後のアウトプットとして信頼に足る作品だなと素直に思えました。今こういうの読みたかった。自分がこれまでに紡いできた物語と、震災後の現実とに、真っ向から対峙しているところがとてもよかった。
そもそも真摯な物語っていうのは、語る人語られる人どちらに対しても、開かれた回路であると思うんですよね。少なくとも自分に関してはそうだし、それは自分が特別な存在だってことでは決してなくて、誰しもそうなんだと思う。うまく説明できないけど(そしてもちろん自分オリジナルの思想なんかではなくて、いろんな方が書物などで仰ってることの受け売りのつぎはぎです)。

という感じでにわかに読書モード。読書の秋です。古川さん絲山さんの最近の作品で読めてなかったのを職場で何冊もまとめ借りしてきた。どれくらい読めるかな。こういう気分、久しぶり。

晴れた休みの日の午前中に、好きな音楽をかけて、時間にせかされずのんびり丁寧に洗濯物を干すのが昔から好きで、そういうとき最近はいつも「スワン」を繰り返し聴いてます。ほんとに日々いろんなものに支えられて生きてる。それは例えば、仕事や家族(猫含む)や友人や音楽仲間だったり、ごはんやおやつやお酒やコーヒー、住まいや着るもの、はたまたツイッターでの誰かの一言や大好きな一曲だったり、有象無象ありとあらゆる。とっても贅沢なことだと思います。そんな贅沢に溺れるだけじゃなくて、いろいろ見たり考えたりして、自分のすべきことやできることを精一杯やっていけたらよいです。

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