2020年10月12日月曜日

九月の終わりの新大久保の夜

 

早いもので關伊佐央さんのYouTube配信番組にお呼ばれしてから二週間が過ぎてしまいました。暑くなくなったのは良いけれど、7月の長い梅雨に逆戻りしたかのような気候(昨日は母が買って放っていた台所のサツマイモに白カビが生えてました…)、なるべく無理せず苦手な秋に体を徐々に慣らして行こうと思います。先週はウクレレの弦を二本とも張り替えたし、呼吸の本を読んだりウクレレ教本を久しぶりに手に取ったり、今月は焦らず地道に一歩一歩着実に過ごしたい。

さて。關さんの配信でしばらくぶりに新大久保付近へ行ったのですが、何度も通り過ぎたことのある都会の見知った一帯のマンションの一室でYouTube配信番組を始めるだなんて、知ってはいたけど關さんのバイタリティーに改めて驚かされました。鈴木さんとも去年のひかりのうまライブ以来久しぶりにお会いして、良くも悪くも気を遣わずに済む間柄なので、カメラをそんなに意識せず三人で缶ビール飲みながら気楽に雑談して、ほろ酔いで拙い演奏を必死に終えたあとは鈴木伸明トリオのかっこいいライブをただただ楽しんで(敢えて立ち見しました)、終わってから宅配ピザを食べながらざっくばらんな飲み会へとなだれこみ、終電に間に合うよう帰宅しましたが、もっといろいろ話を聞きたかったし、とても刺激を受けました。翌日關さんにメールしたら「良いトークが撮れました」とお返事を頂けてほっとしました。わたしのライブは配信動画の1時間8分あたりからで、wanna go to sea、ゆきどまり、三月、真夜中に僕ら、空白、ビール、以上六曲を演奏してます。前日のモノジトリと翌日のFPBN配信ライブ、こういう形で自分の演奏する姿を客観的に見直す機会があまりないので(といっても気恥ずかしさと不甲斐なさでまだ通してじっくり観れてませんが…)気づけたことを今後に活かして少しでも演奏をよくしていけたら、と強く感じております。観て下さった方に少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。關さん、鈴木伸明トリオの皆さま、スタッフの方とゲストの方、ありがとうございました。

關さんは「歌うghost」というコラボ企画を新たに始められたようで、こちらも今後が楽しみです!

 

2020年10月4日日曜日

ノリノリモノジトリ

9月26日土曜日、ao to iu_さんとのライブペインティング企画「モノ・ジ・トリ」第9回を行いました。Instagramを経由しては7回目でしたね。早いもので。ご覧になって下さった皆様ありがとうございます。9月は武蔵境STATTOと三鷹おんがくのじかんのライブで思い切って鍵盤ひきがたりをやりまして、ウクレレで新たなカバー曲を仕入れてなかったし、これまでの鍵盤ひきがたり総ざらいという感じで片っぱしから演奏してみましたが、いかがでしたでしょうか。次回分をIGTVにアップロードするまでアーカイブを残すつもりですので、未見の方は、もしよかったら、お時間あるときにでも覗いてみて下さいね。回を重ねて慣れてきたかと思いきや、特に始めのうちはやっぱり緊張するんですが、やってるうちに開き直るというか笑。インスタライブ中に映画部部長さんに「今日は歌も絵もノリノリで」とコメントを頂きまして、涼しくなったせいかあおさんもわたしも勢いがあったようです。

絵の中心のオレンジ色はわたしの着てたTシャツから、その右どなりのグレーは飼ってた猫の話から(クロとミケという名前から想像してくれたそうです…泣)選んで下さって、嬉しいです。演奏した曲は、夏の雪、雨と夢、ゆきどまり、コスモス(スピッツ)、若者のすべて(フジファブリック)、湘南が遠くなってゆく(七尾旅人)、Thank you for the music(ボノボ)、火ヲ灯ス(突然少年)、ベンガルトラとウイスキー(andymori)、スカイウォーカー(奥田民生)、グライダー(Theピーズ)、タイムマシーン(Chara)、wanna go to sea、庭の木(キセル)、グッドバイ(サカナクション)、Too Much Pain(ブルーハーツ)、空白、抱きしめて(アナログフィッシュ)、虹色、真夜中に僕ら、以上20曲でした。内訳としては、自作曲7曲にカバー曲13曲、鍵盤が7曲でウクレレ13曲。こうやって改めて見ると、飲みながらやりたい放題ですね…我ながら…一人きりだったら間違いなく心が折れてますが、毎回楽しんで描いては励ましてくれるあおさんと、面白がって下さる皆さまのおかげで続けられてます。ありがたや。

次回の楽しい実験モノ・ジ・トリは10月25日日曜日15時からInstagram経由で行う予定です!よろしくお願い致します。




2020年10月2日金曜日

一年

おはようございます。昨夜は中秋の名月とのこと。先ほどベランダで毛布を干してたらキンモクセイが淡く香ってました。今年は遅い気がする。秋ですね。

十月になり、仕事を辞めて、ガラケーからiPhoneに替えて丸一年が経過したとは、早いなーとただただ困惑するような気持ちです。けどこの一年、自分が何も変わってないようでいて、内面はけっこう変わったようにも思います。死角だったところにあれこれ気づきつつある過程にいる感じがしていて、それを活かしてこの先を生きていくにはどうしたらいいのかな、と前向きに考えてるつもりがないことはない。のだ。

頭でいろいろ考えてしまうタチで、父に「ちゃんと考えろ」って言われて育ったし、すーぐ考え過ぎて「今」を見失って無意識のうちに思考の檻に自分から閉じこもっちゃってたんだなーとようやく気がついたんです。不安感や寂しさがベースにあって自分がいるだけで許容されてる感じがなくて過敏で、要は、無条件に愛された実感のないまま、音楽や文章や友達やネットや飲酒を心のよすがにしてここまで生き長らえてきて、おおもとの土台が脆弱なんだなと。けど無駄に強くて頑固だし明るいところは明るいから一見わかりづらい。根っこの部分が安定してるかどうかっていうのは人生の要で、変わろうと思って変われるようなものじゃないだろうけど、意識したら徐々に変わってくる面もあるんじゃないかという気がするし、似たような不安定さや生きづらさを抱えてる人は少なからずいると思うので、そういう方に響くような、器用じゃないからこそ直に手渡せるような表現や仕事が今後少しでもできないものかしら、というのがこの一年を経て今改めて思ってることです。

先週の土曜のモノ・ジ・トリと、日曜のanatoriumでの配信ライブのことはまた改めます。今日はひとまずここで。秋の過ごしやすい気候を存分に楽しみましょうねー。


2020年9月11日金曜日

季節は夏

残暑厳しいですね。日中の暑さがまだまだ半端ない。けど夜はだいぶしのぎやすくなってきました。網戸越しに涼しい風に吹かれるとやはりもう九月だなと感じます。

三日前ふと海辺のカフカを読み返したくなって、二日かけてのんびり読み終えました。先月夏の曲作って、そういえばこれまで夏の曲いくつも作ってきたし、下巻の終盤近く、「季節は夏だ。季節はいつでも夏だ。」という文章が出でくる件はいつ読んでも胸が熱くなるし、もう夏も終わりだしなーということで。冒頭から最後まで通して読み返したのは随分と久しぶりだった気がします。ナカタさんとホシノ青年のやり取りは大好きでそこだけは何度も拾い読みしてきたけど、正直、カフカは生真面目で重すぎてなんかちょっとなーと思ってて。けど改めて今読んだら新たな発見がいくつもあって、これだから好きな本を何年かぶりに読み返すのはたまらんなあと。一番はじめの「ひどいひどい砂嵐」についての描写は、コロナ禍真っただ中の今読むと肌身に迫って切実に感じられたし、戦中の厳しさ貧しさに翻弄された人々の苦しみは今と決して無縁ではないことに気づき、そして初めて読んだときはホシノ青年と同年代だった自分が今や佐伯さんの年代に近づいていることに驚愕し、カフカくそ真面目すぎてようわからんと思ってたけど15歳で厳しい家庭環境に押しつぶされそうになりながら性欲やらオブセッションやらに苦悩しつつ君めちゃめちゃがんばってるね!偉いねーと年上の視点から見ることができて(前は私自身が子供すぎたのかも)、小説家として15歳の視点を描写できる春樹すごい、とかいろいろいろいろ面白かった。

読み終えて、これ春樹の小説の新刊単行本を初めて買ったんだっけな、と奥づけを見たら発行日が2002年9月10日、なんと明日は2020年9月10日ではないか!ちょうど18年前!と超びっくりしました。ウェブで文章書き始めてまだ数ヶ月で、キセルの音楽と出会ったか出会う直前くらい、そのあと調子崩して入院したりも何度かあったし、バイトや非正規雇用だけど図書館で働くようになるなんて思いもよらず、ましてや都内にライブ観に通うようになってサポートでライブ出たり自分でも曲作って人前で演奏したりするようになるなんて、当時は予想もできなかった。クロもミケもまだ幼くて元気溌剌で、祖父も叔父も無論弟も生きてて父もまだ一緒に住んでたけど、先が見えなすぎて不安しかなくて、付き合ってた優しい人のことも傷つけてしまった、若かった当時に戻りたいとは全然思わなくて、18年前も今も無職で人様に誇れるようなこともなければ相変わらずバカみたいに不器用に右往左往してばかりだけど、そのときそのときでせめて自分なりに筋を通そうとは努めてきたし、その過程で様々な経験や人との関わりがあって、いっぱい笑っていっぱい泣いて、いつになっても色褪せない素敵なことも、思い返すのも痛いくらい苦しいことも、あってこそ今の自分だし。いろいろ滞って袋小路で勝手に息苦しくなってたことにも気づけて。今朝起きて、昔からの友人二人にメールとLINEの返事を送ったのですが、18年前もいてくれてて、もっとずっと前から変わらず続いてる大事な友だちで、新たに知り合った友人知人もありがたいことに沢山いて、そして18年前から「海辺のカフカ」の物語は自分の中に息づいている、こんなに豊かなことがあっていいのか。ありがとう。そしてもう18年間も私こうしてネット上に細々と文章綴り続けてるんだなー。ここを通じての出会いもかけがえのない大切なものだったと思ってます。

 


2020年9月7日月曜日

きれいな空が見たいだけ

先週の金曜日の夕方、猛烈な雷雨に見舞われて、いったん治まって外に出たときに撮った空です。このあとすぐまた降り出して、女心と秋の空ってやつかーなどと思いながらコンビニに缶酒を買いに向かったのでした。気候変動の影響は今後ますます大きくなるのでしょうね…台風で停電中、避難中の方の無事を願います。

翌日の土曜日、久しぶりに武蔵境STATTOで演奏しました。今手帳で確認したら何と年末スタット大爆発以来でありました。お声は何度もかけて頂いてましたが、高齢の母(しかも母の仕事場は母よりさらに高齢の方ばかり)と介護施設にお世話になっている父のこと、及びお財布事情を考えるとなかなか踏み切れなくて。けどコロナ禍が続き先の見通しがつかない中、先月下旬に一度地元の野外イベントで演奏した直後にヒロシさんから再度お誘いを頂いて、極端な感染拡大の見られない今だからこそスタットに行っておきたい!どうしても!という強い気持ちから出演を決意したのでした。せっかくだから支援Tシャツも夏が終わるまえに取りに伺いたかった。

さて何を演奏しよう、と改めて考えたとき、鍵盤弾き語りをやってみてもいいんじゃない?スタットだし、という気持ちが沸いてきて練習を始めて、迷いはあったのですが、やはりスタット仲間のソニーさんのこのツイートに感銘を受けたことを思い出し、先月は鍵盤で新しく一曲作れたことだし、練習スタジオに鍵盤で個人錬に入ってみたら楽しかったし、ウクレレ弾き語りを始めて間もない頃から長らくお世話になってきたスタットだからこそ敢えて挑戦させてもらいたい!と腹を括ったのでした。ウクレレも背負って行こうかなとも考えたけど前日の豪雨が凄まじかったし保険をかけるのは無しにして思い切って鍵盤だけで勝負しようと。都内に出るのもしばらくぶりでした。リハのあとお酒一缶だけ買ってケヤキの大木のあるいつもの公園に行ったけれどウクレレはないし虫よけスプレーも忘れたしちょっと静止しただけで蚊に猛攻されたので早々に滞在をあきらめてぷらぷら歩いて、不安だったのでまたコンビニに寄っていざというときのプラシーボであるリポDを買ったのに緊張のせいか演奏前にリポDを飲むことすら頭から抜け落ちてました。若者のすべて、火ヲ灯ス、タイムマシーン、wanna go to sea(自作曲)、ベンガルトラとウイスキーの五曲を演奏しました。出番終わったら気が抜けて足元がふらついたくらいでしたが気持ちよく歌えたと思う。デミグラスハンバーグさんに選曲良かったと言ってもらえたし、ミズノさんに「ずるいと思った」とのお褒めの言葉を頂き、やってみてよかったーーー。サガイくんと二人編成でやってた頃に迷いに迷って買ったけれどあまり活用できてなかったマイクロコルグがようやくちゃんと日の目を見ることができた感。それというのもao to iu_さんとの遠隔ライブペインティング企画あってこそでしたし、久しぶりのスタットで馴染みのスタッフの皆様にお会いできて、コロナ禍前にはなかったステージ前に張られたビニールシート越しにこれまで何度となくご一緒してきた方たちの演奏を生で聴くことができて、お酒飲んでお話しできて、感無量でありました。せめてスタットがもっと近場だったらなあ。リハ後に外をほっつき歩いたときワカケホンセイインコがやたらと空を飛び交っていて、黄緑色の羽が道路に落ちているのも見かけ、コロナ禍真っ只中の2020年9月という「今」をまざまざと実感しました。お会いできた皆さま本当にありがとうございました。また必ず!

今月は、yatara姉さんにお誘い頂いたので17日木曜日におんがくのじかんエントリーライブに出演する予定で、「モノ・ジ・トリ」は26日土曜日、27日日曜日は關伊佐央さんの配信イベントにお声がけ頂いてます。引き続き感染状況には注意しつつ、 今月はひとまず動いてみよう、という感じです。おとなりオープンマイクにも行けるかな。よろしくお願いします。

ps://twitter.com/sohnny8969/status/1273523720133292032?s=20

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