2016年1月19日火曜日

雪の降る夜


知人と飲みに行く約束をしてたけど風邪でキャンセルとなった日曜日の夜、久しぶりに近所の飲み屋さんに足が向いて、カウンターでふきのとう天ぷらなど食べて飲んで、帰宅してぱたりと寝て深夜に目が覚めたら、雪でした。翌朝は仕事休みだし、降る雪にテンションがにわかに上がった私は、さらにちびちび飲みながら明け方までネット見たり外を眺めたりして、わけもなく起きてました。通勤などで大変な目に遭った方には申し訳ないのですが、雪好きとしては心はずむ夜でした。水気の多いぼた雪っぽい雰囲気で、容赦なく降り積もる感じ、一昨年の豪雪をほうふつとさせられました。「しんしん」と降る雪の、かすかなノイズの音量が気もち大きかったような。本当は、さらっとした雪がふわっと積もるのが一番好きです。天候も変わってきてるのかな、やっぱり、と思いました。

調子を崩した家族が年末から家に戻ってきていて、療養中で基本ずっと家にいるので、どうも楽器を演奏しようという気になれず、読書モードではないの何となく本を読んでることが増えた今日この頃です。そうやって小説の時空間に身を浸していると、読書傾向は偏っていて人に言えたもんじゃないけど、活字の世界に没入することは自分の中に自然組み込まれていて、そうやって自我が形成されてきたんだろうな私、と改めて実感します。今読んでる「パノララ」を読み終えたら、「星の牧場」を久しぶりに読み返そうかな。今かなり母がしんどそうなので、これまでより家事を手伝ったりもしてますが、なんつーかエネルギーのある人なのでよいところもいっぱいあったけどよくないところもけっこうあって、そこから生じたほころびが時間をかけてじわじわ育っていってとうとう負荷に耐えきれなくなっちゃったのかな~という感じがしてます。今はうまく見えなくなっちゃってるけど、いっぱいあった(はずの)よいところに育まれた面がこれから徐々によみがえってくれますように。そりゃー癒えない傷だってあるけれど、不可能なことじゃないと信じたい。

年末にツタヤで新しめのCDを五枚まとめ借りした中で、この曲が一番好きでした。
直接の知人でも何でもないミュージシャンの不倫とかって心底どうでもよくないですか。もちろん、褒められたことじゃないにせよ。音楽が優れてさえいればそれで。みんなそんな立派な人間が好きなのかな。わからん。



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