2016年1月12日火曜日

煤払い



マムアンちゃんどんだけ気に入ってたんだ私、ってきっと後になってブログ見返したら思うだろうな。
ほんとは自分で写真撮って載せたいんですけど、携帯できれいに撮れなくって今。パソコン(XPのまま)と携帯(五年半使ってるガラケーさん)はいい加減そろそろどうにかした方が…と思いつつ、だらだらと現状維持してます。

普段からそんな感じなので、ここ何年も年末の大掃除すらろくにやってなかったのですが、元旦から唐突に自室の大掃除を始めました。どういう風の吹きまわしか自分でも謎ですが、一月一日だけどよく晴れてるから布団干して掃除しよ、というところから何故か片づけスイッチがオンになり、壁を拭いて、驚くほどにたまっていた棚の裏のほこりを拭い去り、本棚や引き出しや戸棚の中を整理して、遠い二十代の残滓と向き合ったりした正月でした。プリクラとか出てくるし。

学校卒業して鳥のバイトして実家に戻ってきてワーホリ行ってバイトしてネットで文章書くようになって、その間に何度か入院して、今の仕事を始めてライブに通い始め、人前で演奏するようになって、震災があって、しばらくぶりに入院したけどどうにか仕事に復帰できて、バンド始めて…。引っ越しするような人生の転機はなかったせいで、日々視界に入ってたけどちゃんとは見てなかったものや、奥にしまいこんで忘れていたものなど、長年に渡って積もり積もった雑多なものものに目を向けて、時間の経過を改めてひしひしと感じました。秋から仕事を減らしたせいで、気持ちの上でようやく余裕が生まれたことや、親が倒れたことは大きかった。マイルドな人生の転機を迎えてる感じです。先月はちょっと忙しくなりすぎたので、年明けはペースダウンして調整中。

本棚の裏にガラス製の青い林檎の文鎮が落ちているのを発見して、存在は憶えてたけどいつ誰にもらったのかはっきり思い出せないし、いつからそこに落っこちていたのかもさっぱり見当つかず、驚くのと同時に、ああ、こんなふうに人の記憶そのものも知らず知らずのうち偶然や本人の都合やらで取捨選択されて経年変化していくんだろうな…としみじみ感じました。そして、二十代の頃に江國香織が好きでよく読んでいたのですが、「神様のボート」という小説で、主人公が十六年ぶりに昔の旦那さんに会いに行ったときのエピソードをふいに思い出したので、昨夜しばらくぶりに手に取ってぱらぱらと読み返してみたら、自分が主人公と同じ歳になってたことにびっくり。よく読んでた当時は、自分がこの歳になること、全くの想定外だったし、よもや未だ実家暮らしでバンドなどやっていようとは。けどそんなに悪くない想定外のような気もします。それなりにいろいろあって、問題はいっぱいあるけど、まあ自分なりにがんばってきたよねと、自分によしよししてやりたい。たまにはね。

2 件のコメント:

  1. そのリンゴは私の結婚式の引き出物です。伊豆のファロと言う工房に作ってもらいました。大事にしてね。

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  2. わー、そうでしたか!スミマセン、大事にします!!
    頂いた結婚式のときの写真はちゃんと取ってありますー
    長らくご無沙汰しておりますが、お元気でいらっしゃいますか??最近mixi全く見てなくて…

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