2016年1月16日土曜日

一回性




一昨日はバンドでレコーディングとミックスでした。
ここ最近マリンバの寺さんがcirce(来月アルバムが発売になります!楽しみ!)のレコーディング用に買い揃えている機材を、音色でもちゃっかり使わせて頂いて、基本せーのの一発録りで先月レコーディングしたのですが、一昨日クラリネットなど少しだけ重ね録りしてミックス作業を行いました。公民館の音楽室は音楽スタジオに比べて料金が格段に安く済むのでとても助かります。寺さんには録音のエンジニア的作業まで担当してもらって、足を向けて寝られないとはまさにこのこと。ありがとうございます。今後、かねてからのお知り合いにマスタリングとジャケ絵をそれぞれお願いする予定です。DIY万歳。春には完成してるといいな。

録音した六曲のうち、一曲だけ友達の曲なのですが、他は自分が2010年から2015年にかけて作った曲です。たまに訊かれるけど、ウクレレを人に習ったことはなくて、子供の頃エレクトーンを習っていて吹奏楽部でクラリネットをやってたから音感は何となくあるので、できない状態でやれることやりたいことをフックに(そこはあえて狙っているところでもあります)曲を作って練習していくうち、徐々に弾けるようになっている感じなんです。ただ、そのときどきで自分ができる精一杯を駆使して曲を作ってきたので、歌詞の内容も含めて、どれほど拙くても、そのときにしかできないことだったなと改めて感じずにはいられません。どの曲も、バンドでやることを前提にして作った曲ではなくて、ただただ個人的なものなので、音色で寺さんとサガイくんと一緒に演奏してもらって、今回こういう形で録り終えた音源を改めて一人で聴いてたら、何の夢だこれ?という気がしました。ちょっとだけ。

音色の名刺がわりになるような音源を作りたい、いや、どうにかして作らねば!ということで、制約のある中えいやっと作り上げたので、各々の演奏も納得いくものではなかったりしますが、それも含めて、今しかできないことが形になっている気がします。音色は、楽器の編成も変則的だし、バンドとして手本にしてる音楽は基本ない状態でやっているので、これから続けていくにしてもどんどん変わっていくだろうし、そもそも今成立してることがすごいなと思います。寺さんもサガイくんもほんとすごいことやってくれてるんですよ!(←興奮してきた)

音源を手にしてくれたどこかの誰かが、多分音色を気に入ってくれるような人は音楽好きでいろんな音楽聴いてる人だろうと思うんですけど、今日は音色を聴きたいな、聴こうかな、という気分になったとき、他のバンドじゃなくて音色じゃなきゃ!っていう音になれたらいいな。ささやかなようで大それた夢かも。

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