2015年11月26日木曜日

かげろう



マムアンちゃんかわいいなあ。作者の方の視点が大らかであったかくて和みます。

  
家のことでいろいろあって(あり過ぎて!)ライブと仕事が立て込んでいたここ数日、相当くたびれたけど、ヒソミネとスタットどちらもとても良い時間を過ごせました。お世話になった皆様ありがとうございました!そして音色があって本当によかったな自分、と改めて実感しました。二人が一緒に演奏してくれてることに感謝しかないです。


昨日は、天気も雨の予報だし、疲れてるし、予定をキャンセルして家でぼーっとしてたいなと思いつつもがんばって出かけたら、やっぱり出かけてよかったという日でした。

お知り合いのかわいい女の子たちがやっている「まちねのわだち」という素敵イベント、今回は平日昼間の開催で、しかもお世話になっているキルケのギタリストの野内さんが弾き語りデビューされるということで、行ってきました。都電の大塚駅にお昼過ぎに集合、冬のはじめの冷たい小雨が降る中、手渡されたミニカイロがうれしかったです。疲れていたので、ライブ中は車窓の外を眺めるでもなく、目をつむって野内さんの朴訥として穏やかな歌声にぼんやりと耳を傾けてました。物静かなお客さんが多い中、赤ちゃんを連れたお母さんがお一人いらっしゃって、雰囲気に活気が生まれていい感じでした。かわいかったな。ゆったり都電に揺られながら気負わず生演奏を楽しめて、味わい深いひとときを過ごせました。

三ノ輪駅で下車したら、雨がほとんど止んでいたので、夜に友人と待ち合わせしていた神保町までてくてく歩きました。都会は道路標識と地図看板を頼りに歩けば何とかなるし、いざとなったらバスも電車もあるという安心感もあり、音楽を聴きながらてきとうに街歩きするのが昔から好きで。元気だったら上野で美術館に寄ってもよかったけど、きわめて内向きな気分だったのでスルー。どうにか到着した神保町のスタバの三階の隅っこで、クリスマスブレンドを飲みつつまちねで買ったlullalooさんの柚子とピーカンナッツのマフィン(おいしかった!!!)をこっそり食べて、ぼーっと読書しました。そして、待ち合わせまでまだ一時間あったけど外の空気が吸いたくなったので、ぶらぶら歩いたのちに、ビル街のベンチに座って街路樹のきらびやかな電飾を見上げ、コンビニで買った缶エビスをちびちび飲みながら音楽を聴いてたら、何故だか気が緩んで泣けてきてしまった。

写真でも絵でも音楽でも文章でも料理でも何でも、発した人の視点や個性がにじみ出てしまうのは、不思議なようで当然のことで、それぞれに異なるけど相似形の一人一人がその人だけの世界を生きてることは、確固としてるようでいて、かげろうみたいにはかなくもあるな、と歩きながら漠然と感じたんです。

御茶ノ水駅からの坂を下ってるとき、友だちからちょうどメールの返事が来て、年明けに出産予定でお腹の大きな奥さんが横綱ポーズで「どすこい」って構えてる写真が添付されていて、雑踏の中で一人大笑いしました。音楽つながりで何年も知り合いの二人が付き合い出したと聞いたときもびっくりしたけど、この度子供ができて結婚することになり、すごく親しい仲ではないけど会うといつも気がねなく話せる二人がお父さんお母さんになることが、わたしはやけに嬉しくて、そうやって一人と一人の巡り合わせによって世の中全ての人がたまたま生まれてきたのかと思うと、これまでの人生で思い込んできたよりずっと、自分という存在がよきものであるようにも感じられます。

そんなことも思って作った新曲を、まだアレンジ固まってなかったけど、月曜のライブで演奏できてとても感慨深かったです。 余談ですが。

少し泣いたおかげですっきりした気分で友だちと楽しくお酒を飲めました。ぼてふりという魚介が売りの立ち飲み居酒屋、マカロニツナサラダやけに美味しかったのでカウンタ内でてきぱきと立ち働お店のお兄さん聞いてみたら、なんとツナも手作りされているそうで「それを褒められたのは初めてですね~」と嬉しそうでした。おかわりしたいくらい本当に美味しかった(品切れで残念でした)。いいお店で気心の知れた頼れる友人とゆっくり話ができて、不安はあるけど、前向きな気もちになれました。

久しぶりに長めの日常雑記でした。読んで下さった方、ありがとうございます。
来週の月曜日はおんがくのじかんでソロひきがたりします。がんばりますね。出番は遅めの時間なので、気が向いたらふらりと足を運んでもらえると、とても喜びます。

11月30(月)「げつようび vol.2」@三鷹おんがくのじかん
18時開場 / 18時半開演 出入自由・料金自由(別途ドリンク代)
KOHSA 有賀桃子 ろくでもない象 よしたかひがしわだ miyamo AVO

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