2013年11月14日木曜日

百代の過客















秋も深まってまいりました。

昨日の朝、母に「あんたちょうど一年前の今日入院したのよね~」と言われました。そうでしたか。たしかに、季節が一巡りしたせいで、気候の具合などからあまり思い出したくもない記憶の感触がリアルに蘇ることの多い、今日この頃です。また調子崩さないよう気をつけねばと肝に銘じつつ暮らしてます。けど今こうやってすっかり普通に生活できてることは本当に良かったと思うし、身の回りのあれこれがおおむね一段落して、新たな局面を迎えられそうな予感がそこはかとなくしていて、なかなかどうして悪くない状態です。新しい季節がすぐそこまで、次の曲がり角の向こうくらいまで来てそうで、鼻をくんくんさせて匂いを嗅ぎとろうとしているような感じ。

しかし、ブログにあれも書こうこれも書こうと思いながら時ばかり過ぎていくのはよろしくないですね。もうちょっと頑張れわたし。徐々にさかのぼって書けたらいいな。できるかな。

昨夜は「メランコリック番長」circeのスタジオ練習に参加しました。来月6日土曜日、神保町試聴室でのワンマンライブをちょっとだけお手伝いします。キルケのメンバーとはキスミワコちゃんのバッハーンandミーやふえとゆみとばちとえふでで割としょっちゅう顔を合わせているのですが、キルケにサポートで参加するのは約二年ぶりで、スタジオ内でギターを弾く野内さんの姿がやけに新鮮でそのことが可笑しかった。そして、キルケはやっぱりバンドなんだな、と改めて実感しました。三人が演奏しているときの空気感は、よく洗ってくたくたに馴染んだ着心地のよい服のような自然さ。中学校の同級生でやんちゃ仲間だったという三人、おじさんを通り越しておじいさんになってもやっぱりこうやって三人で演奏している姿が想像できそうな気がしました。今のキルケを喩えて言うならば、地元でひっそり愛されている昔気質の和菓子屋さんのように、新作を作り出しつつ職人技に着々と磨きをかけてる感じ。いい感じに熟成が進んできてますよ。ワンマンライブ、是非に!

終電で地元駅に帰り着いて、翌日休みだしうち帰ったらビールかな、とさびれた商店街を自転車で凍えながら通り抜ける途中、ふと魔が差して、前からちょっと気になってたバーにふらっと立ち寄ってみました。看板のお品書きにハートランド生ってあったのが決め手。よくこんな入りにくいお店に来たねって口々に驚かれ、しかもハートランド生はグラス半分でまさかの品切れ(笑)けど雑然としてて逆に居心地のよいお店は、店長さんもいい感じの方で、ビール半杯のみならず揚げたてポテトやポッキーまでサービスしてくれて、相手してくれた常連さんには「きれいな飲み方」とお褒めの言葉を頂きました。なんか面白い夜でした。たまには地元開拓もいいもんだ。

再来週の月曜日、久しぶりに武蔵境スタットで弾き語りします!
来月14日土曜日は水戸フェリチタでバッハーンライブ!また近々改めて告知します。きっと。いや必ず。



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