2013年11月17日日曜日

秋の休日

先日、母が少し長く家を留守にしたとき、家で一人ゆったり過ごそうと平日に贅沢にも三連休を取ったのですが、ふと気が変わって水曜が仕事休みの大の猫好きの友人に七年ぶりくらいに遊びに来てもらいました。うちの猫らもそろそろご高齢に差しかかってきたので、元気なうちにまた会いに来てほしかったのです。掃除にかなりの労力を費やして、ひょっとすると普段の新年よりきれいになったかも、というくらい片づいた居間に友人を無事お迎えし、昼ごはんを食べて、存分に猫とたわむれてもらい、歩いて三分の美味いパン屋でおやつを買ってコーヒータイム、そして夕方は公園に散歩に行きました。まるで絵に描いたような見事な秋の夕日を見送り、細くて綺麗な三日月を心ゆくまで眺めてから、近所のお気に入りの飲み屋さんにご案内して晩ごはん。いい休日になりました。

池のほとりでずいぶん長いことお月見して、いつもは一人で見る空を人と一緒に眺めるのは不思議な感じがしたけど、普段もiPodで音楽聴いてるから、完全に一人きりというわけでもないのかなと思ってみたり。
友人がiphoneで撮った写真とわたしがガラケーで撮った写真、どっちがどっちでしょう。


家にいる間はずっとCDをかけてました。
これ聴く?これ知ってる?これいいよ!みたいな感じでかけたCDは、かけた順に、あだち麗三郎「6月のパルティータ」、i need me「おかえり」、The Rockin' Baritones「The Rockin' Swamp Baritones」、原田茶飯事「光るジュレのなかから」、濱田多聞「地方都市の憂鬱」。そして友人が貸してくれたのがふちがみとふなと「6月のうた」、返ってきたのはやっぱりふちがみとふなと「フナトベーカリー」とコンピ「極東最前線3」。友達っていいもんですね。

飲み屋さんではお任せで日本酒を二種類飲みました。最初は華やかな香りの純米吟醸の冷やで、それはもう、香りだけでうっとりするくらいに美味しかったんだけど、次は純米をお願いしてみたら、お店のご主人に「熱燗は大丈夫でしたっけ?」と嬉しげに聞かれて、出てきたのが黒塗りの蓋つきの長方形の木箱に湯灌された錫のとっくり。そんなの初めて見た。そして、この熱燗が「どうだ!」ってくらい骨太で、華麗な純米吟醸とのあまりの対比に度肝を抜かれました。翌日朝風呂しながらぼけーっと考えた結果、飲食店で神戸の名門女子大の清楚な美人ウエイトレスに接客されてぽーっとなってたらリアルおしんが赤子を背負って子守しながら料理を運んできて驚いて目が覚めた、くらいのギャップだったなと一人納得。 

2 件のコメント:

  1. 楽しい一日をありがとう!なんかね、後日思い返しても、本当にいい感じの日だったなあと。派手な出来事はないのだけど全てがしみじみとした幸せに満ちていたよね。茶飯事さん、聴かせてもらったソロ音源とバンドのライブの様子があまりに違うのでビックリしたよ!

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  2. 本当にいい日だったね。また是非遊びに来て~。昨夜のコクテイルもたのしかったし、こちらこそいつもありがと!

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