2013年5月28日火曜日

歌う理由















いろんなことが一廻りして、落ち着くところに落ち着いてみると、やっぱり自分が一人ぼっちのように思えてちょっと寂しい、休日二日目のさわやかな朝です。梅雨入り間近。けど一人ぼっち、嫌いじゃないし、大切な友だちはいるから大丈夫。

自分が歌う理由についてよく考えます。人前に出るの得意じゃないし、抜きん出て歌や演奏が上手いわけでもないのに一体何で、としょっちゅう立ち止まっては自問自答。迷いはないけど葛藤はあります。かえってかっこ悪いことのような気もするし、下手に人前で下手なひきがたりなんてしようとしない方がよっぽどスマートに生きられるんじゃないかと思ったりもします。(そういえば、ブログをやってること自体についても、同じように長年ずうっと悩んでたっけ…これはもう、そういう性分というか、癖みたいなものかもしれません。)そんなに若くもないのに。でも、小さい頃から歌や音楽はずっと好きで、生きるのがしんどい時そばにあった音楽をライナスの毛布やお守りみたいに大事に思って何とかやり過ごしてきた自分が、今になって曲を作って演奏することはごく自然な流れのようにも感じています。

十年前に思うところあってweb日記を始めた頃は、好きな音楽や曲にまつわるあれこれを書き綴っては、最後に好きな歌詞の一部を引用したりしてました。まだブログもなければ写真のアップロード一つをとっても簡単でなく、動画がこんなに身近じゃなかった一昔前のお話ですが、ここ最近ブログにカバー曲を演奏して録って貼りつけているのと、本質的には同じようなことやってるなと気づいて内心苦笑。成長してないというか、人ってそんなに変わらないものですね。

曲をカバーするときって、自分とその曲との間に昔からの約束があったように感じたりします。原曲が、料理のレシピや型紙みたいなものだとすると、声や演奏技術も含めた手持ちの道具でいかにアレンジするか、試行錯誤する過程はとっても楽しい。つい夢中になってのめり込んでしまいます。実際に歌ってみてはじめて、歌詞の表している内容に深く思いが至ることもよくあるし、何度も練習してから改めて原曲を聴き返すと新たな発見がいくつもあって驚いたり。カバーすることによって、曲が自分の中で二次元の平面から立体にぐぐっと立ち上がってくるような手応えがあります。この体で、この楽器で、この曲を演奏するのは永遠とは大よそ対極にある行為だけど、曲を通じて一個人を越えた何かの流れに加担しているような気もする、というのは大げさに過ぎる物言いでしょうか。

来月のライブの詳細です↓

6月25日(火)
「MUSASHINO IMAGINATION in JUNE!!!①」
OPEN 18:00 / START 18:20  adv¥1500 / door¥1800
OP:JETヒロシ / やすだ / コーラ
/ キノマルヨウコ / miyamo / イチカ / ハルミ / 藤原愛

わたしの出番は20時からの予定です。久しぶりにヒロシさんとご一緒できてうれしい。今回はヒロシさん以外の出演者は女性ばかりだそうで、どんなスタットになるのやら、ドキドキです。 
ご予約のメールはこちらまで。何卒よろしくお願いします。楽しんで演奏できるように、まずは練習がんばろう。


[VOON] 20130528cosmos 


このあいだのライブを一年ぶりに観に来てくれた友だちに「ブルーハーツとかスピッツとか、みやもが好きで歌ってるの伝わってくるし、やっぱり曲が良いよね」と褒めてもらえました。ありがとう。この曲のウクレレ、今の自分らしさがよく出てる気がして、気に入ってます。

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