2015年1月9日金曜日

そして正月













九州の父から届いたお年始のメールに添付されていた写真。「初春やせめて今日だけはと老二人」というタイトルが付いてました。五七五。「添付の写真は私が生けたものです。バラ・水仙・南天・榊は庭のもの、あとは買いました」だそうです。


母はキリスト教、父は無宗教の家に育ったせいもあってか、初詣にそんなに関心がなくて行かないことも多いのですが、今年は仲よしの先輩が誘ってくれたので元旦夜に地元の八幡宮にお参りしました。八幡宮があることすら知らなかったけど、こぢんまりとしてよい雰囲気の神社で、時間帯のせいかそれほど混んでなかったし、身の周りの無病息災など元旦にお祈りするのはいいもんだと改めて思いました。おみくじを引いてみたらば大吉で、裏面には「曇るかがみに姿は見えぬ、みがき上げようそのこころ」とのありがたいお教えが。
お参りを終えて、さて飲みますか、とお店を探したらさすがに元旦はお休みのところが多く、最近はあまり行ってないような駅前のチェーン店に入ったら、やや厚化粧のご年配の女性がにこやかに立ち働いていて、一月一日から何とありがたいことだろう…すみません…と心の中で頭を下げつつ和やかに飲み食いしました。焼きつけたレンコンがメニューの写真に比べてあまりにも薄すぎたのはまあチェーン店のご愛敬ということで、嬉しかったのは、注文した地酒が品切れで他を頼んだしばらく後に、少しですがどうぞ、と品切れだった地酒の残り分を振る舞ってもらったことです。チェーン店であろうともやっぱり人だな、接客業のはしくれとして自分も頑張ろう、と襟を正す思いでした。ありがとうおかあさん
正月休みが明けて四日働いて、一週間お休みだった分仕事は大忙しで体はくたびれたけど、じっくり休養してから頑張ったのでちょっと清々しくもあります。ルーティンな労働にうんざりするときも多々あるけれど、基本的に好きな場所で気もちのいい同僚と働けて、父親が会社勤め頑張って集合住宅のローンを返済してくれたおかげで収入少なくてもやっていけて都内に通って音楽活動できて、期間限定の人生、今の生活がいつまでも続くわけじゃないんだから、瞬間瞬間をじっくり味わっていけたらなと思いました。労働だって楽しまないと損じゃないかと。

2014年は何と言っても自分でバンドを始めたことが大きかったです。寺さんサガイくんありがとう!
なんかいつまでたってもミュージシャンぽく通らしくなれなくて、つくづく音楽ファンて感じだよな自分と思うのですが、それはそれとして、客観的に見ると、これってほとんど音楽に特化した変態であるとも言えるんじゃないか、ということにようやく気づきました、去年。やや変わり者としての覚悟を決めて、今年もぼちぼち頑張りたいです。 

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