振り返る師走

昨日の昼間のミケさん。付き合いの長くなってきたガラケーさんにしてはきれいに撮れました。

年末のこと、もう少しちゃんと振り返ってみたく思います。

ふえとゆみとばちとえふで、今回は絵描きの矢野ミチル（えふで）さんの個展がシボネボルケでありまして、その開催期間内のイベントでのライブ演奏でした。バイオリンの小畑くん（ゆみ）がブログで簡潔にかっこよく説明してくれています。ふえゆみライブは前年の八月以来で三回目、そしてわたしは四月に音色でライブして以来じつはクラリネットを全く吹いていなかったので、12月2日に武蔵境スタットの「だまっこナイト年末ＳＰ!!! ～ライブ＆だまっこで　ぬぐだまれ!!!」というすばらしいライブに音色（三分の二）として出演してからは、ふえ養成ギプスを自ら装着したかのような心づもりで頑張って準備しました。
ところで、すみません、この秋はブログでライブ告知できてないことも多かったのですが、だまこ鍋ライブ楽しくて美味しくて最高でした！ありがとうございました！！













 
出番を無事に終えてだまこ鍋とビールでご満悦。スタットには2014年も大変お世話になりました。

話を戻します。ふえゆみ首謀者のキルケ野内さんに、前回のライブ音源を送って頂いて改めて聴き返してみたら、オープニングで演奏する「けなみをなぞる」というマリンバ寺さんの変拍子で難しくてかっこいい大曲の話なのですが、前回はベース的役割を意識してストイックな演奏を心がけたつもりだったけど、今聴くと役割を意識しすぎて逆に堅苦しい演奏になっていたことに気づき、しかも「ふえ」担当なのにクラリネットという楽器のよさを活かせてなかったので、今回はもっとふえらしくのびのびと流麗に演奏したいなと思ったんです。しかしそれこそが難題で、というのも、ふえとゆみとばちとえふでは基本的にメンバーの持ち曲を持ち寄りで、曲提供者以外は各自が演奏パートを好きにアレンジしてるので（＝作曲者の指示ではない）、 自由度が高い反面、各人の裁量に任されるというか技量が試されるというか…そして（わたし以外の）みんなが超多忙ゆえに演奏者全員での練習時間はごく限られているため、今回特に、プレッシャーが半端なかったです。さらに今回からは野内さんも演奏に参加されるということで、不確定要素が増えることも不安でした。蓋を開けてみれば、もちろん、杞憂に過ぎなかったのですが。
自分は譜面を書かない（というか書けない…）ので、曲構成とか大まかな目安はメモしてるんだけど、「けなみをなぞる」と「mabashi」は、頭の中で大体の指針や「決め」のフレーズを事前に練っておきつつ半ば即興でぶつかっていく感じなので、その場の勢いに身をゆだねながら演奏に集中してなおかつ曲の中での居場所を見失わずにいることは、なかなかに困難かつやりがいありまくりです。「地球はまるい」や「50年」は事前にやることをほぼ固めてるし、最後に演奏する名曲「ふえとゆみの小品」のクラリネットだけは、九割方こばたくんの指示どおりに演奏してるのですが。
なので先月は、クラリネットやiPodなどあれこれ入った大荷物を抱えて一人ぽつねんと近所のカラオケに通っては（カラオケせずに部屋だけ使うと割安になるという便利な制度があるんです！）個人練に励んでました。その甲斐あって本番の演奏うまくいって、本当にうれしかったです。キルケもこばたくんも普段から精力的に音楽活動されてるし、みんなの演奏に上手いこと乗っかれたら間違いないとはわかっていたけど、付き合いも長くなってきて気のおけない音楽仲間であるからこそ、足を引っ張る存在にはなりたくなかったし。頑張った。
さらに今回は、えふで矢野さんへのサプライズとしてDrawingsの二曲をこばたくんボーカルで再現したのがすごく楽しかった！Drawingsが活動してたのは2008～2009年頃の話なので、今の自分で改めて演奏すると耳に入ってくる音の印象が全く違って、けど懐かしいしで、非常に感慨深かったです。そして矢野さんはボーカルが録音じゃないかと思ったというくらい、こばたくんのお手前、お見事でした。自分ボーカル曲は、今回、サンセットホリックを演奏しましたが、風邪で喉をやられていたせいもあって、思うように歌えなくて悔しかった。次回こそ！
ふえゆみで大好きなシボネボルケで演奏できて、ボタニカル丼おいしかったし、アンデルセンズ素敵だったし、風邪には苦しめられたけど演奏できないほど悪化せずに済んで、終わってみれば準備する段階も含めて今回もとても充実した時間が過ごせました。関わって下さった皆々様に感謝です。そしてふえとゆみとばちとえふでのみんな、ありがとうございました。今後もふえとして精進したく思いますので、どうぞ宜しくお願いします。


 








（ミワコちゃんが島にお引っ越しするときもらった素敵衣装で演奏しました！ありがとう！）

長くなってしまいましたが、あと一つどうしても書きたいことが。
11月の話になりますが、「みやもとおちゃ　その２　秋の巻」で、雨の午後のシボネボルケでしっとりとバックミュージックを担当させてもらったとき、小学校からの付き合いの友人が息子を連れて遊びに来てくれたんです。わたしが音楽活動を始めた頃ちょうど彼女が妊娠したので、話はずーーっと聞いてもらってたんだけどライブを実際に観に来てもらったのは初めてで、楽しんでもらえて、個人的にもんのすごく嬉しかったです。一歳に満たない下の娘は実家のお母さんに預けて来てくれたのですが、次はお母さんも一緒に来たいと言ってくれたそうで。ふえゆみ終わってからも喉の調子がずっとおかしくて最近あまり弾き語り練習してなかったけど、みやもとおちゃに向けて、また頑張ろう。よろしくお願いします。そして宮崎さんに感謝。

演奏を終えてから貰った花束。記念です。